高校生でもわかる日本経済のすごさ
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,500 (消費税込)
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根本的な誤りがあります 日本経済の輸出・輸入のGDPに占める割合は小さいので、日本経済の貿易依存度は高くないため、今の日本の不況は心配いらないと主張しているが、謝った経済学の理解に基づいているため謝った主張となっている。
確かにGDPに占める輸出の割合が小さいということ自体間違いではないが、日本経済は大国であるということもあり、限界輸入性向(所得がのびたときにどれだけ輸入が増えるか)が低い国であるために、貿易乗数(輸出の伸びがGDPに影響する割合)が高くなるという重要な視点を見落としている。つまり日本経済は、限界輸入性向が低いことから、素材・部品等の国内調達割合が高くなるため、輸出不振の影響を受けやすい産業構造であるということを見落とし、単にGDPに占める輸出の割合のみで判断するという誤りを犯している。
そもそも、今の日本経済の現状を見れば、輸出産業の不振がGDPにたいした影響を与えないなどという主張が実感的にもまちがっていることがわかるだろう。
事実は、著者の主張とは全く逆で、日本は輸出による景気の影響を受けやすい国であり、この本を読んだ者が誤った認識をもつ可能性があり危険である。
他にも、日本の貿易黒字の要因を輸出が輸入より多きいめであると理解していることから、貯蓄投資バランスという経済学の基本すら理解していないことがわかる。
著者はもともとプロのエコノミストではないため、経済学の基本的な理解がきちんとできていないままに執筆しており有害である。
高校生にわからせるなら 内容は三橋貴明氏(及び監修者の廣宮孝信氏)のブログではお馴染み。文体がいつもの断定調から「です・ます」調になってソフトな印象を与える。でも痛烈な皮肉は相変わらず(笑)
惜しむらくは図が少ないこと。ブログ常連者には共通理解の事柄でも、ブログを見ない人、特に経済の記事・ニュースに疎い人にそれを理解させるには、文章だけでは辛いのではないか。
三橋氏がブログの内容を書籍にする最大の理由は、ネット上の共通理解をリアル方面に拡散させること。とするならもっと図を増やし、視覚的にインパクトを与えることも必要だと思われる。
恐らく締め切りの問題もあって、そこまで手が回らなかったのだろうが、現在、三橋氏の主張をわかりやすい図や動画にして掲載しているサイトもあるので、そこと連携する手もあるだろう。
もし改訂版を作ることがあるなら、是非検討して頂きたい。
高校生でもわかる日本経済のすごさ 高校生でもわかるの通り、難しい言葉など全然つかってません。
既存メディアに出てくる偉い学者さんや経済評論家たちが警告する「日本経済の危機や財政破綻論」とはいったい何なのか?どのように起きるのか?を客観的な数字(日本銀行や各国中央銀行のデータ)をもとにバランスシート(国家の家計簿)を作成して調べてみましょう。自分の国が借金まみれなんて嫌ですよね。データを分析すればきっと解決策は見つかるはず。
で、よくみると・・・なにか違う答えが出てきたよ?
日本って実は世界一のお金持ちで持ってる資産の質もメチャクチャいいよ?
誰がいったい嘘をついているのか一度読めば簡単に答えが出てきます。
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